ここまで、良い音を出すための穴の加工方法について約5ヶ月にわたり様々な角度から話してきましたので話の流れを一旦整理してみます。

先ず、穴の加工について話をする発端はオカリナ(セラリーナも)で音を出すのが難しい高音「ミ」の音の話からはじまりました。記事(高音「ミ」の音をキレイにならす為の加工)に記載したように、ミの音をキレイに出すには穴の大きさを単純に大きくするだけでは無理があることが分かっています。

SUELABOでは「オカリナの穴の加工が音色に及ぼす影響とその研究(試験と検証)」を行い、記事にまとめてきました。今一度、記事の流れをざっくりと見返してみます。

 

 

 

こうしてオカリナの穴の加工が音色に及ぼす影響を検証してきました。

結論として

穴の加工に関しては「すりばち型」形状がよい
※加工しないのであれば穴を大きくする必要がある

「シ』の穴に加工を施すほうがよい
※加工しないのであれば穴をおおきくする必要がある。

以上が現時点で判明しました。
(※SUELABOが製作しているオカリナを基準として研究をしています)

 

つづく