「女性の方やお子さんが安心して吹けるオカリナ/セラリーナにするにはどうしたら良いのだろう?」
私たちSUELABOは考えました。
そこで、いつも音色についてアドバイスを頂いているプロのオカリナ奏者の鈴木先生に聞いてみることにしました。そして、小学生ならば必ず触れる楽器のリコーダーの息づかいを基準にするよう助言されました。
自宅に帰り、子供の頃に使用してたリコーダーを引っ張りだして、何十年振りに吹いてみました。
ビックリ!!
本当にやさしい息で鳴ります。強く吹く必要は全くありません。確かにこれなら子供の肺活量でも吹けます。女性でも吹けます。そして、正しい音が出せます。
強く息を吹かなければ正しい音がならない楽器では、高音になればなるほど息を強く吹く必要があります。これでば女性や子供では正しい音を出すことは難しい。ズレた音を音を耳や脳が認識して正しい音だと勘違いして覚えてしまう可能性があります。以前も記載しましたが、ネット上にあるあるレビューで「皆で合わせて吹いた時、自分だけ音がズレているように感じるがどうしてだろう」とありましたが、正にこれがすべてを物語っています。吹いている時は正しい音だと思っていたが、実は息が弱く正しい音が出ていなかったからこそ起こる現象です。
SUELABOはリコーダーの息づかいを参考にして製作することにしました。ですが、それは決して簡単なことではありませんでした....
つづく。