「すりばち型」の理想の形状とはなにか?そもそも理想な形状はあるのでしょうか?

 

 

先ず結論から申し上げます。

すりばち型の理想の形状を探究する上で分かったことは「加工の目的が何か」ということであり、つまりは起こりうる事象すべてに対応できる理想の形状などありませんでした(汗)

ここでいう「加工の目的が何か」とはどういうことかと言いますと・・・

例えば
穴のサイズを大きくしすぎることで起こる音色の雑音を押さえたいのであれば、穴を大きくしなくてもよいCの加工を選択します。また、高音レミファを楽な息で出せるようにしたい場合もCの加工を選択します。(レミファの穴に加工します)

例えば
オカリナの音階には『一つ飛び』と『音が近い』の2パターンがありますが、「一つ飛び」の場合、(例えば)ファ→ソのソの穴の加工はAにすることで、ソの音を少し出しやすくする効果があります。

このように、オカリナの音階一つ一つの音と穴には関係性があるため、その目的に応じて加工を見定め変える必要があることです。次回はもう少し詳しくそのことについて書きたいと思います。

つづく