オカリナ/セラリーナの穴のサイズについて②
スエラボが独自で比較研究した結果のお話です。
例えば、調律をした際にドの音がイラストのように穴のサイズが1cmになったと場合と1.5cmになった場合、どちらが楽器として良い音色に仕上がる可能性が高いと思いますか?
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同じドの音であっても、穴のサイズが大きいと息が外に出る量も多くなりますので、穴のサイズが1cmになったと場合より1.5cmの場合の方が当然ですが吹く息のスピードを速くする(≒強く)必要があります。
すると、吹き込んだ息がウィンドウェイを出てエッジ(空気が切れる箇所)にたくさん当たりますので、息の “シュ~”という雑音が入りやすくなります。
ですから、音としては正しくても音色の質は落ちてしまいます。
結果として、同じドの音で穴のサイズが1cmになったと場合と1.5cmになった場合でしたら、音色としての質は1cmの穴の大きさ方が良いということになります。
続く