オカリナを初めて挑戦する初心者の方のために記事を書こうと思います。
オカリナの構造を約10年実験・研究しているSUELABOだかこそ、分かること見えることがあります。吹き手とは違い職人目線で書きますので参考にしてみてください。
さて、初めてオカリナを購入される方は『どこのオカリナを購入しようかなぁ』と最初に考えられると思います。
先ず職人として皆さんに伝えたいことは、オカリナは根本的に2つの分類に分かれるということです。
その2つとは『鳴るオカリナ』と『吹くオカリナ』です。知ってました?
この分類を知っておくことはオカリナを購入する前に、そしてオカリナを始める前に分かっておいた方がよいことです。かなり重要な事なんです。
この記事を読んでいる方は「オカリナは各工房やメーカーによって違うんでしょ?それくらい知ってるよ。」そう思っているかもしれません。ですが、それとは違う観点の話です。
別の話に置き換えて考えてみましょう。
例えば、世界には様々な人種がいますよね。日本人、アメリア人、中国人、フランス人、インド人・・・など各々違いますよね。これは、オカリナでいうところのメーカーや各工房に当たります。有名どころからSUELABOみたいな小さい工房まで様々あり、それぞれオカリナが異なります。
それでは“オカリナには2つの分類がある”と書きましたが、それは何にあたるのか?それは、男性・女性というような性別にあたります。(あくまでも例え話ですので性別が男性・女性だけだという社会的差別をしているわけではありません)
人種と性別は全く別の観点ですよね。でも根本的で大きな違いです。
各工房やメーカーが作っているオカリナが違うのは当たり前のことです。ですが、そもそも各工房やメーカーが製作しているオカリナは『鳴るオカリナ』と『吹くオカリナ』の2つのどちらかに分類されるオカリナを製作しているということです。
このことが分かると「じゃあ、私はどちらの分類のオカリナが合うんだろう?」と思いませんか?
つまり、初心者によっては「吹くオカリナよりも鳴るオカリナが合う方」がいればその逆もあるということです。この分類の選びを間違えると「このオカリナ吹きにくいなぁ」「なんか合わないなぁ」「息が続かないなぁ」「正しい音が出せないなぁ」という悩みの壁にあたります。
根本的な違いである分類を理解した上でオカリナ選びをすると、購入した後に「あれ?」と悩むことがなくなります。
それでは次回から「鳴るオカリナ」と「吹くオカリナ」の説明とその違いについて書いた後にどう見分けたら良いのかを書いていこうと思います。
つづく