オカリナ、セラリーナの音階、12音シ→ド→レ→ミ→ファ→ソ→ラ→シ→ド→レ→ミ→ファの変化で、製作する上で神経を使うランキングは以下になります。(高音をいかにキレイに出すかに神経を使います)
1位、高音のレ→ミ に上がる音の変化
2位、高音のミ→ファ に上がる音の変化
3位、高音のド→レ に上がる音の変化
今回はここから
オカリナ、セラリーナを製作する上で神経を使う音、第1位について(なぜ1位なのかを書きます)
大きな理由は1つ。
音階のイラストを見てください。
音は長屋に住んでいるという内容の記事を以前書きました。
「レ→ミ」に上げるにはレ♯・ミ♭が間に入ります。音が隣同士ではありませんよね。これがどういうことを意味するのか?「レ→ミ」と「ミ→ファ」の音の上げ方を例にとって説明します。
先ず、「ミ→ファ」の音は隣同士にあります。ですからミ→ファと音が上がります。一方で「レ→ミ」の音の間にはレ♯→ミ♭が間に入ります。レ→レ♯→ミ♭→ミと順を経てミの音まで上げる必要があります。それだけ息の調整をする必要があるということです。そのため高音のレ→ミ に上がる音の変化の方が難しいと言えるのです。(特に高音「ミ」の音をキレイに出すのが難しいです。SUELABOが設定している息つかいで高音の「ミ」をキレイにの出すための簡単なことではありません。最も神経を使います。)
「レ→ミ」がキレイに出ない場合の安易な解決策としては穴を大きくすることですが、SUELABOでは音に交じる空気音「ス~」を基本的には良しとしてませんので、この加工は行いません。それ以外の方法を駆使して「ミ」の音を出すよう加工しています。
追記
正直に書きますと、SUELABOが高音「ミ」の音をキレイに出すために論理的に語れる細工根拠は80%程度の自信しかまだありません。残り20%があるのは、たまに想定外が出てくるためです。90%まで確信を高めるとことができるとさらなる品質向上のつながるため日々研究をしております。その手掛かりが令和4年の12月につかめましたので、その検証を令和5年から始めたいと考えています。
SUERABOは日々、研究・検証をしています。
初心者の方、女性やお子さんが楽しめる楽器(オカリナ・セラリーナ)を製作するため、ものづくりを頑張ります。
つづく