先ず、12音階シ→ド→レ→ミ→ファ→ソ→ラ→シ→ド→レ→ミ→ファの音の変化で、神経を使うランキングは以下になります。(高音をいかにキレイに出すかに神経を使います)

1位、高音のレ→ミ に上がる音の変化
2位、高音のミ→ファ に上がる音の変化
3位、高音のド→レ に上がる音の変化

今回はここから

 

それでは第2位について(なぜ2位なのかを書きます)
理由は2つあります。

理由その①

音階のイラストを見てください。

音は長屋に住んでいる

 

音は長屋に住んでいるという内容の記事を以前書きましたが、「ミ→ファ」は隣同志になるため音が近いということがわかります。そして、神経を使うランキング1位の「レ→ミ」と比較しても、「ミ→ファ」の方が隣同士で音が近いため音を上げやすいことがわかります。

 

理由その②

つぎに、息の使い方についてみてみます。

ピッチが基準の息_数値化

 

このイラストは息を吹いた時を数値化したイメージになりますが、伝えたいことは高音になればなるほど息が強く(息のスピードが早く)なるということです。つまり、音も出やすくなります。

 

以上をまとめると

理由①「レ→ミ」と比較しても「ミ→ファ」の方が音が近いため、音を上げやすい。

理由②高音になればなるほど息が強くなるため音を出しやすい。

 

結果的に「レ→ミ」と比較して「ミ→ファ」の方が出しやすいため難易度的は2位となります。

 

追記
決して高音を簡単に出せると書いているわけではありませんので誤解しないでくださいね。正しい音で高音を鳴らす楽器を作ることはとても、とても難しいことであることに変わりはありません。スエラボは、様々な試験・実験・試作を何十回と行い(本当に大変でした)、その結果と経験をもとに所見を書いています。

 

つづく