セラリーナKidsの穴の位置(表面)
お子さんの笑顔のために①

セラリーナkidsの特注品を製作中です。

あるお母さまから、お子さんが学校でリコーダーの代わりに吹けるようにしてあげたいとの要望がありました。

内容はセラリーナkids10音階。(ドレミファソラシドレミ)
学校の先生にも確認して頂き10音階になりました。
そして、可能であるならお子さんが指で押さえやすい状態だとなお嬉しいとのこと。

スエラボとしてはお母さまのご要望とお子さんのためにも叶えたいと思い引き受けました。
先ずは、セラリーナkidsを1個送付。
現行モデルを持った際に、どこの穴が押さえられないのか、そして押さえにくいのか。
現状を把握するために写真を撮って頂いたり、セラリーナkidsに直接鉛筆で書いてもらったり何度もお母さまとメールのやり取りをしました。

現在試作にとりかかっています。
現行の穴を粘土で埋めて、新たに穴の位置を変えることでお子さんにも押さえやすくなるように加工をしています。
でも、作って完成というわけにはいきません。

目的は楽器です。
見た目が良くても音色が悪ければ意味がない。だから難しい。
完成するまで、音色がどの程度のものになるのかはわからない。初めての試み。
想像通りの音色が鳴ることを願って試作品を作っています。

セラリーナkidsが誕生のキッカケは、『子供たちのため』
だからこそ、今回の件は利益度外視でも引き受けなければならないと思いました。
今こそ積み上げてきた技術を活かすときだと信じ、出来ることをやってあげたい。