①8mmの歌口、②6mmの歌口、どちらがよい音がなるでしょうか。
ここから
正解は②になります。(SUELABOが独自で試験をした結果で書いています)
どうしてでしょう?
上の図をご覧ください。
吹いた息はウィンドウェイから出てエッジに当たり、音が鳴ります。
高い音を出そうとした場合、低い音を出そうとしたより吹く息のスピード(量)は早く(強く)する必要があります。この際、当然ですが吹いた息の全てがエッジに当たり音に還元されるわけではありません。音に還元されない息が雑音”シュ~”の原因になります。
ちょっと話は逸れますが、(出したい)音に対し、息がどのくらい必要なのか。ここがとても重要です。次回書こうと思います。
話を戻します。
息を効率よく(出したい)音に還元できないと、息が雑音”シュ~”が入ってきます。そうならないためには「エッジまでの距離」と「息のスピード(量)」が関係していると言えます。
そう考えると、エッジまでの距離が近い方がよいというのは言うまでもありません。(近ければ近いほどよいという意味ではありません。)
6mm(歌口)と8mm(歌口)で比較した場合、6mmの歌口の方がキレイな高温が鳴ります。
もう少し補足します。
6mm(歌口)の息のスピード(量)で出せた高い音は、8mm(歌口)で同じように吹いても同じ音は鳴りません。8mm(歌口)では6mm(歌口)の時よりも強く息を吹く必要があります。なぜなら歌口のサイズ2mmの差を息のスピード(量)で補う必要があるからです。息を強く吹くと結果的に音に還元されない息の量が増えますので、息の“シュ~”という雑音がより多く混ざってしまうというわけです。
つづく