8mmと7mmと6mmの歌口のサイズを各5個づつ製作して音色にどのような変化がでるのかを検証してみました。
続きはここから。
先ず、8mmの歌口のサイズについてなのですが、その説明のまえに、、、重要な前提の話をします。
それはオカリナやセラリーナを吹く際のピッチについてです。
SUELABOでは442hzで製作・調律しております。これは近年のピアノの調律が442hzでの調律が多く、ピアノと合奏した際に音が合うようにするためです。
さて、ここからが重要です。それは吹く際の「息づかい(息のスピード)」です。これが本当に重要なんです!!
例えば、ドの音を出そうとした場合、息を強く吹いて出す『ド』とやさしい息で出す『ド』。同じ『ド』でもオカリナ/セラリーナの構造自体は違います。ですので442hzのピッチで製作するための「息づかい(息のスピード)」を決めることにしました。
「息づかい」は初めて楽器を吹く方にとってはかなりのやっかいです。息の強さは人によって十人十色ですし、目は見えませんのでイメージでしか説明できません。ですので、初心者の方にとっては「ド」の音の息づかいを基準にして話をすると分かりやすかと思いますのでイラストにしました。下の3つをご覧ください。
SUELABOが様々なオカリナを吹いて検証してみると大きく分けて3つの「息づかい」の楽器に分類されます。
1、低い音→高い音までの息づかいが、やさしい息から徐々に強くしていくオカリナ
2、低い音→高い音までの息づかいが、低音から強い息を吹き込む必要があり、高い音になるにつれさらに強く吹く必要のあるオカリナ
3、低い音→高い音までの息づかいが、低音から徐々に強くしていくのではなく、音に合わせて息を調整する必要があるオカリナ
つづく。