8mmの歌口のサイズにすると「音が全体的に少し低く」なるとはどういうことなのか。

イラストを使って説明したいと思います。

例えば、アルトC管でドレミファソラシドの高い『ド』の音を調律します。SUELABOの基準としている息づかい(ピッチ)で正しく吹くと、『ド』の音がでいれば調律器の針は中心にきて、下のイラストの様にランプが緑色に点灯します。

ですが、8mmの歌口にすると通常であれば緑のランプが点灯するはずでの息づかい(ピッチ)でも、下のイラストのように針が中央の箇所まで音が上がらず緑のランプが点灯しません。(もちろん『ド』の音としては大丈夫な範囲ですが、結果として少し音が低い状態になることが分かりました。)

正しい音にするためには、「穴を大きくすることで音を上げる」か「息づかいを強くすることで音を上げる」のどちらかの方法をとる必要があります。

 

続く。