ここでは『音階によって変わる息の量』について解説します。
先ず、セラリーナ、オカリナどちらも指で穴を押さえたり開けるたりすることで音色が変わります。そのことはご存じだと思います。
では、音階によって息の量(強さ)を変える必要があることはご存じでてしたか?
文章で解説すると・・・
「ド」の音を出すには、ドの息の量 ⇒ 「レ」の音を出すには、レの息の量 ⇒ 「ミ」の音を出すにはミの息の量・・・・・です。
イメージとして画像を見てくださいね。音階が上がるにつれて、息の量(強さ)のメモリも増えていますよね。
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どうして音階が上がるにつれてどうして息の量を変化させる必要があるの?
もちろん理由がありす。ちょっと難しい説明になってしまいますので、少しでもイメージしやすいように数字で解説しますね。
セラリーナで正しい音色を出すためには、吹き込む息の量が必ず10の状態でないとだめだとします。これを基準とします。
ちなみに、セラリーナの穴を全て指で押さえている状態の音階は1オクターブ下の「シ」の音です。
それでは、「ド」の音を出してみましょう。「ド」の音を出すには指で押さえている穴を1つ開けます。すると、その穴から外に息が出ていきますよね。外に出る息の量を仮に-1としましょう。吹き込んでいる息の量が仮に10だった場合、息の量は10ー1=9になってしまいます。上記にあるように、正しい音色を出すには吹き込む息の量は必ず10必要ですので、息の量が9では正確な音色を出せません。ですので「ド」の音を出すには11の息の量が必要ということになります。
「シ」の息の量が10の場合は「ド」の息の量は11必要となります。つまり「シ」より「ド」の方が+1息の量が多いということになります。このように、音階が上がるにつれて押さえている穴が開きますので、息が外にでる量が増えます。そのため音階が上がるにつれて吹き込む息の量を増やす必要があるということです。
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多用する「ド」の音を出す息の量を感覚でつかんだら、音階が上がるにつれて徐々に息の量を増やす必要があるんだな、と思って頂ければ先ずは大丈夫です。
(※息の量についてはブログタイトル『息の量』について(ドの音を出してみよう)を参照してくださいね。)